- タイトル:サンタクロースとしまのゆうびんやさん
- ISBN:978-4-907436-00-1
- 作:エアーダイブ
- 発行所:Dybooks(ダイブックス)
今日は「クリスマスの絵本、何かないかな!」とお探しの方に向けて、レビューを書こうと思います。
※ざっくりと内容に触れますので、中身を知りたくない方は読まないでください。
「サンタクロースとしまのゆうびんやさん をよんだ」
まず、おじいちゃんおばあちゃん、「この本を買って」と言われていないなら「欲しい物」を聞きましょう!
この本は、幼稚園の年中さんの頃にお友達のママに薦められて買いました。が、結論からすると、完全に好みが分かれる本だと思います。
「絵本の最後にサンタクロースからの手紙がついているんだよー。絵もかわいいし、うちの子が大好きな本だよー。」と。
そうなんです、絵本の最後に封筒がついていて、サンタクロースから
「メリークリスマス!~~(中略)~~おとうさん、おかあさんのいうことをよくきいて~~(以下省略)」
という、お手紙が入っています。
物語の文脈から言っても、クリスマスの日にもらう手紙が入っているので、クリスマス当日に「プレゼントされる本」なのかもしれないです。
そして「おとうさん、おかあさんのいうことをよくきいて」これは、今時あんまり使わない言葉のような気がします。この文言でよいのであれば、子どもにプレゼントしてあげても良いかも知れません。だいたい最近は「おうちの人のいうことを」と、先生たちは使っていますね。
この本に出てくる「サンタクロース」は、あまりにも行動が具体的です。私はもうすこし、ふくらみや余白があるのが「サンタクロース」だと思うので、この本をあえて小さいうちに与えなくても良いと思いました。
あんまり何にも考えない子は、「かわいい!たのしい!うれしい!」で終わるかも知れませんが、とてもよく考えてしまう子は、いろいろがっかりすると思います。もしかしたら自分のサンタクロース像を壊されるかもしれません。熟慮型の子には「クリスマスのちいさなおくりもの」とかの方が良いと思います。
最近おおい「大人向け?の絵本」だと思いました。
でも、ポップでカワイイ本です、中学生くらいがお友達と「かわぃぃ♡これもかわぃぃ♡」とプレゼントしあうような感じにちょうど良いかもです。
おわり
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