小さいころから「子鉄」なんて呼ばれる男児にちょうどよい本って、見つけるのが大変だったりします。広く浅くでは物足りない!好きなものの為ならば大人向けの本だって読めちゃう!だけど読みたい本が見つからない!そんなこんなで図書館から遠ざかりつつある小学生男児におすすめの本を紹介します。小学生男児と言いましたが我が子がそうだというだけですので、好きならば生まれたてからお年寄りまで性別問わずに楽しめると思います。
今回のテーマは「船」です。
貨物船のはなし
著者は柳原良平氏。福音館書店の本です。船が好き!そんな男の子なら表紙を見ただけで「柳原良平さんだ!」と飛びつくでしょう。柳原良平氏は「キャプテンたちばな」の生みの親であり、セブンアイランドのデザインもされている方です。大人はウイスキーのキャラクターの方が見慣れているかも知れません。絵本になりますが時代とともに、いや時代を築いてきた船たちがたくさん登場します。眺めているだけでわくわくしちゃいますね。↓
船体解剖図
著者はプニップクルーズ/中村辰美氏。イカロス出版の本です。船専門のイラストレーターさんで柳原良平氏に感銘を受けて船の絵を描き始めたそうです。船の内部のイラストが見開きで乗っています。うれしいのは「宗谷」が載っていることです。宗谷は長い長い歴史があり尚且つ今でも実物に触れる事ができる言わば人生の塊のような船です。親子三代四代と語り合える船なのではないでしょうか。あとは「セブンアイランド結」もうれしいです。建造にあたって色々な人たちが奮闘したんだろうと想像してしまいます。本当に楽しい本です。↓
船の図鑑はどれだけあっても良いと思います。だいたいは「乗り物系の図鑑」の一部に船が載っています。それでも内容は十分に楽しいものなのですが、そうではなく「見たい船」がある場合には「船の図鑑」をひととおりあたってみると良いでしょう。
はたらく船大図鑑 <1>人をはこぶ船
二代目おがさわら丸の船体が写真に収まっているので買いました。矢切の渡しも載っていたので気が利くと思います。<2>ものをはこぶ船には、液化天然ガスのグレース・ダリアをはじめとして貿易関わる船、<3>調査する船には、二代目しらせをはじめとした調査船やKDDIオーシャンリンクなる「海底の光ケーブルをなおす船」も載っています。<2>と<3>は小学校中学年からの社会科にもつながるセレクトなので、欲しいなぁと思っています。
うーん。船の話って楽しいですね!本はいくらでも出会って良いのですが、どういうわけか島国だというのに「船」のコーナーって図書館に無いですよね。あっても子ども向けは少ししか置いていなかったり。出会いが少ないんですよね。でも不思議な事にここまでにご紹介した本に一度出会えばあとは芋づる式にずるずる出てきたりするのが「船の本の魅力」のように思います。
最後に、「うちの子、船ばっかりでそろそろ船以外に何か。。。」と思うお母様がいらしたら、「原色日本島図鑑」はいかがでしょうか?日本の有人島全収録という事です。
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