「とこちゃんのヨット」を読んで

読書感想文
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タイトル:とこちゃんのヨット(灰谷健次郎のどうわ2年生1より)
作:灰谷健次郎
絵:長新太
ISBN:4-652-02135-6

※読書感想文につき内容に触れていますので、ネタバレお嫌いな方は読まないでください。

「とこちゃんのヨット」を読んで

いつも図書館に行くとおすすめの本が置いてあります。毎週そこから一冊借りています。この童話集もそこにありました。

このお話の主人公は「とこちゃん」という男の子です。少しのんびりした子です。おかあさんがどんなに厳しく言ってものんびりしています。いつものんびりしているから学校でも笑われる事がありますが、とこちゃんはどうして笑われるのか分かりません。

私はとこちゃんほどのんびりしていませんが、笑われることがあります。そういう時は、私もなんで笑われたのか分からないです。だから少しだけ似ています。

そういえば、私が幼稚園の時、劇の発表で本当なら音楽が流れてからダンスが始まるのに、機械の調子が悪くて音楽が鳴らない時がありました。みんなは先生の合図でダンスを始めていたのですが、私は気が付かないでずっと座っていました。その時はとても恥ずかしかったです。それに誰も笑いませんでした。もしかして笑われたら、私はどんな気持ちになったのか想像できません。笑われたら泣いちゃったかもしれないし、笑われたら私も笑ったかもしれません。

みんなつい、とこちゃんの事を笑ってしまうけど、とこちゃんはみんなに好かれていると思います。先生もとこちゃんの事を笑う時があるけど大事にしてくれています。学校がとても楽しそうだと思いました。

そんなある日にとこちゃんがいなくなってしまいます。すごくびっくりしました。そんなお話だと思わなかったからです。

とこちゃんはその日とてもきげんが良く、先生はその日に限ってていねいに話をし、とこちゃんはしっかりとその話を聞いていました。

その日はいつもと全然違う日になってしまいます。先生のお話をきちんと聞いていたとこちゃんですが、言われた通りに出来た訳ではありません。

いつもはいつも通りに終わる1日が、「その日に限って」が重なると事件が起きてしまいます。

とこちゃんはいつも近くの人に守られていたけど、そうじゃない時間を過ごして、それが怖かったわけではないようです。

とこちゃんは、大人になれるのか心配になりました。いつものやさしい人たちと、いつまでも変わらないでいられたらとても良いのにな。

とこちゃんの世界はどんどん広がってしまうけど、いつでも身近な人たちのところに帰って来られるといいと思いました。

先生もクラスメイトも近所の人も「とこちゃん」という子の事がよく分かっています。よく分かろうとすることがやさしさなんだと思います。

ちょっと変わった子がいたとき「いやだな」「めんどくさいな」と思う事が、私にはあります。でも、少し話をしてみると最初よりずっと好きになります。ちょっと自分に余裕がないと出来ないけれど、出会った人の事をもっと知るように、お話していきたいと思いました。

おわり

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