タイトル:14ひきのとんぼいけ
作:いわむらかずお
発行所:童心社
ISBN:978-4-494-00898-8
「14ひきのとんぼいけ」をよんで
仲良しのおばさんの家に遊びに行った時にこの本を読んでもらいました。とんぼがたくさん飛んでいるシーンがきれいだったので私の家にも置くことにしました。
この絵本はどの部分も好きなのですが、特に気に入っているところは、おがわを歩くページです。
あめの みずを あつめて ながれる おがわ。
14ひきのとんぼいけ より
とんぼや、ほたるや、かえるが うまれた おがわ。
という文を読んでいると、14ひきの家族たちは「おがわ」のあたりを通りながら、「おがわ」の事をよく見たり、話しをしたりしているんだなと思います。きっと「おがわ」だけじゃなくて、いつもまわりにあるものの事でおしゃべりするのでしょう。
私もそういうおしゃべりが大好きです。「おがわ」があると「おがわ」だね。って最初に言うだろうけど、それでおわりじゃなくて、もっとあれこれ話がしたいです。
電車が通ったら、電車だね。のあとに、「特急だ!」とか「ガラガラだ!」とか「どこ行きだ!」とか、何でもよいのでお話するのが楽しいです。
信号で止まったら、赤だね。のあとに、バスの広告をみたり、ナンバープレートで足し算をしたり、空を見上げて雲の様子を話ししたりしたいです。
この本をよんで、ひとりでもいろいろ見つけることはできると思いました。時々どうでもよいような深いなやみごとを考え続けてしまうことがあるけど、そういう時にまわりにあるものをよく見たりするだけでも、楽しくなりそうです。
いつもの「移動」も「さんぽ」になるように色々みつけたいと思います。
おわり
14ひきのシリーズは、読み聞かせに最適な絵本です。見開きの大きな絵にたくさんの事が描かれていて、少しの文章でお話ができています。
まだ小さい子は見ている絵を誰かに言葉を添えてもらうことで、「おなじものを見ている」と感じられたり、「その言葉にあう部分」を見つけたりするでしょう。
寝る前に読んであげるのにもちょうどよい文章量なので、我が子が小学校に入るまでは、ときどきですが何度も読んだシリーズです。
↓ちょうどねずみ年なのでこちらもよろしければどうぞ↓
ママノトショ – ねずみ年
ほんとにおわり