「運動会が誰の為にあるのか?」みたいな話題をよく見かけましたね。
ちょうど春の運動会シーズンも終え、その話もひと段落した頃だと思います。
さて、運動会が誰の為にあるのか?
と聞かれれば、そりゃ子ども達の為です。そんなのは当たり前です。
運動会においては,学校の特色や伝統を生かすことも大切である。ただ し,児童以外の参加種目を設ける場合は,運動会の教育的意義を損なわな い範囲にとどめるよう配慮する。また,児童会活動やクラブ活動などの組 織を生かした運営を考慮し,児童自身のものとして実施することが大切で ある。
【特別活動編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説
上は 【特別活動編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 からの引用です。ごく一部分を引用しました。124ページあたりにあります。
ならば、私は思うのです。
「運動会、午前中で終われちゃうよね。」
「運動会は、一日がかりでやらねばならぬだろうかと。」
1学年2クラス程度の学校であれば、午前中で終われちゃうはずだと思うんです。
誰の為とか、お弁当とか、給食とか、その前に。ね。
さて、我が子の小学校ではどうでしょう。1学年2クラス程度の学校です。
午前中のプログラムが11:30に終わり、午後のプログラムは1時間程度で終わりました。つまり、ぶっつづけても12:30に終わるのです。
午前中のプログラムには「来賓競技」とは名ばかりの「教師とPTA役員」の競技が行われました。ご来賓はご高齢だから、年々参加できなくなったのでしょう。
通常の4時間目が終わるのが12:20です。
「来賓競技」「無駄に周回する入退場」「複数回にわたる応援合戦」などをカットすれば、「いつもの給食の時間にお家で食べられる」と思います。
我が校の運動会ではこのような状態でしたが、別の学校では「未就学児の競技」「太鼓の発表」「ダンスの発表」など、何としてでも「昼食をまたがせる」ように見えるところもあります。
これは??
と、ピンとこない方も多いと思いますが、少なくとも私の知る限りの小学校では「昼飯をはさんだかどうか」で「振休のあるなし」が決まっています。
これだと、振休のために冗長な運動会になっていると思ってしまいます。
ダレトク?
これが、通例・慣例・慣習・伝統なのか、文科省・教育委員会で決められているものなのかは調べる元気がないので調べませんが、23区内はどこも同じなのではないでしょうか?
今年は「時短運動会」なんていう言葉をよく耳にしましたが、そもそも「冗長」の場合が多いのでは?
応援する・走る・踊る・全員で何かやる。午前中で終わると思っちゃうのです。
教育的に必要な競技をやって、午前中でサヨナラできる学校は、どんどん午前中でサヨナラしましょうよ。と、ただただ思います。
最後になりますが、息子の感想。
「運動会楽しかった。6年生がカッコよかった。でも、運動してない。」
です。
ま、わかるわかる。
おわり