【5日で挫折】里帰り出産【体験談】

私が出産したのは、早いもので10年近く前になります。
当時、私の周りも親の周りも「出産」が多く続いていました。そして「初産」のパターンが多く、ほぼ全員「里帰り出産」をしていました。

私の両親は普通の良い人なのですが、いつも「あなたのためを思って」と、過干渉でした。なので、あまり好きではありません。だからと言って嫌うほどでもありません。
一言で、ただ鬱陶しい存在です。

私が出産する事になった時、周囲の話もあり、両親は当初から「里帰りするもの」と思っていたようです。
それに「初孫」にもなるから、ただただ嬉しくて待ち遠しくしている姿を見て、私も、気持ちに答えたいという気持ちになりました。

だから、なんとなく「里帰り出産」を決めてしまったのです。

今思うのは「私が助けてもらう側」だと、自覚しておくべきだったと思います。
里帰りをして支えてもらえるかどうか、真剣に考えるべきでした。
「期待に応える」なんて高度な仕事をする余裕は、産後の体には無理だと知っておくべきでした。

私の両親は仕事をしていて、里帰り中も仕事をしていました。
なので「お世話」と言っても、お弁当を買って来てくれる程度でした。
そこに私の祖母も同居していたのです。
それこそ「ひ孫の誕生」を誰よりも誰よりも楽しみにしていました。
何十年もヒマでヒマでヒマでヒマでしょうがない「おばあちゃん」です。

実際に里帰りしてみたら、
あたえられる食事は「三食、お弁当」。どういうわけか、仕事に都合をつけ昼ご飯ですら「お弁当」を買って持ってくるのです。
少しでも寝ていたい昼間も「祖母のおしゃべり相手」をしないといけません。
それでも親は洗濯はきちんとやってくれました。
ですが、仕事に行く前、帰宅した後、どかどかと部屋に現れて洗濯物を回収して行ったかと思えば、「きちんと畳んだお洋服」を持って、また部屋に現れるのです。

一日に何度も、父、母、祖母の三人が、それぞれの都合で、赤ちゃんの顔をのぞきに何度でも何度でも現れるのです。
そして、それぞれに、「赤ちゃんの様子」を報告しないとならないのです。

里帰り2日目に、私は猛烈に悲しくなりました。どうしても涙があふれ、止まらないのです。
「私の体を気遣う人はいないんだな。みんな自分が楽しいだけなんだな。」と、思えてしょうがないのです。
そして私が泣きたい時も、また誰かが部屋をノックして現れ、好きなだけ泣くこともできません。

「明日、絶対、帰る!」と、心に決めました。
そして翌日、母に「もう帰る」と言いました。

すると、母はとても悲しそうな顔をして言うのです。
「でも、おばあちゃん。お七夜をとっても楽しみにしているのよ。料理も頼んであるし、お七夜までは居てちょうだい。」

孫の誕生を喜び、お祝いの席の準備も進めてくれているのです。
その気持ちは私も素直にうれしいものでした。

本当に帰りたい。でも、あと少し、私が我慢すれば済む。と、お七夜のお祝いまでの5日間、ひと時も心も体も休まる事なく実家で過ごしました

実際に、自分の家に戻ると、もう怒りを向ける相手はどこにもいません。
言葉も話さない赤ちゃんと二人きり。
でも、それでも私は、干渉されずに鑑賞されずに居たかったのです。
(※パパは居ますが何の役も与えませんでした。要領悪いので。)

そして、助けてくれる人。
本当に望む事だけしてくれる人は、ネットショップだけでした。

産後間もないうちに、洗濯ものなんて洗える時に洗って、ぐしゃぐしゃなまま着ればよいのです。
食べ物も同じです。そのへんにあるものをつまめれば十分足ります。
(※パパは帰りにコンビニで買うか、食べてくればいいのです。)
必要な日用品は、ヨドバシさんがいつでもすぐに届けてくれました。
(※これについては「オレに頼むより速い」とパパも喜んでいました。)

あくまで体験談です。
なので、こうすべきとアドバイスはできません。

でも、もし、
私のように、なんとなく「里帰りしないと親に申し訳ない」と思っている方がいるなら、「何をして欲しいか」を、考えておくと良いと思います。

よく聞く話では、「赤ちゃんの世話は自分でするから、私たち母子をただ休ませて欲しい」という事です。

私の場合、何をして欲しかったか。
今思っても、して欲しいことはありませんでした。

おわり

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