タイトル:ふようどのふよこちゃん
ISBN:978-4-652-20265-4
作:飯野和好
「ふようどの ふよこちゃん おやまはだいじ をよんで」
「腐葉土」なんて大人になると園芸をする人しか使わないでしょうし、「そんなものもあったなぁ」とすら思わない人もいるかも知れませんね。
子どもに「ふようど」なんて分かるのかしら?
と、思ったのですが、実は子どもの方が「腐葉土」を知っているかも知れません。
もしかしたら、昆虫好きさんは「昆虫の居る場所」として知っているかもしれないし、
学校の花壇や植物の栽培で、使った事があるのかも知れません。
お話としては、まぁ、自然の営み?の中に人間が暮らしている。
「自然は偉大だよ」ということが語られています。
子どもと読んで驚いたのは、子どもが「ねぇ、”ままごと”ってなに?」と、聞くのです。
もう小学校一年生なのに知らなかったのか!と、びっくりしてしまいました。
”ままごと”なんて、幼稚園でいつもやってたじゃん!と、思ったのですが、そういえば「おうちごっこ」と呼んでいたような。。。なんだか、反省しました。
昔なら自然に覚えたような言葉を、実は案外知らないのが我が子です。申し訳ない。。
他にも、”いずみが まんまんとあふれ”など、あまり使った事のない表現が使われていて、私も勉強になりました。いろいろな表現を普段から使っていかないとです。
とても良いところのある絵本でしたが、とってもとっても「声にだして読みにくい」のです。なんでこんなに読みにくいリズムなんだ!と、思いました。
おやすみの時に読みましたが、すらすら読んであげられずに、満足度が低いです。
もし、「すらすら読んであげたい」なら、リハーサルした方が良いでしょう。
おわり