しょうぼうじどうしゃ じぷた をよんで

投稿者: | 2018-12-05
  • タイトル:しょうぼうじどうしゃ じぷた
  • ISBN:978-4834000603
  • 作:渡辺茂男
  • 絵:山本忠敬
  • 発行所:福音館書店

「しょうぼうじどうしゃ じぷた をよんで」

乗り物の本の中でも、よくおススメされている絵本です。定番というか名作なのでしょう。

我が家では2歳くらいの時に買って、よく読み聞かせをしていました。
読み聞かせとしては、もう少し大きくなってからでも良いのでしょうが、「絵」が気に入ったのです。
やっぱりどんなに小さい子でも、このくらい「ちゃんとした絵」じゃないと見せたくありません。

よく、本当に簡素化した図形のようなイラストが小さい子向けに使われているのを見ますが、それはそれで良いのですが、「複雑な絵は理解できない」というような考えは違うと思います。普通に見ている景色は、きっと小さい子でも分かります。

と、いうことで、我が子は乗り物が好きなので、乗り物の絵本類はできるだけイラストチックなものは避けて選んできました。中でも、この「しょうぼうじどうしゃ じぷた」は、我が子のお気に入りです。

お話としては、町の消防署の花形の消防車の脇にいる「ジープを改造して作られた”じぷた”」が主人公です。いつも、カッコよくて子供たちにも人気の大きな消防車たちの事を羨ましく思いながら、「自分だって火を消せるんだぞ!」と出動の時を待っています。
そんなときに、じぷたにしか出来ない出動要請がきて、めでたく大活躍。です。

子どもは「小さなじぷた」に感情移入するのと同時に、ドラマチックな出動要請にワクワクするようです。

小さい子には、少し長く感じられるお話だと思いますが、プープープーとかリリリリリリーンとか、時々「音」で引き締めてくれるので、毎回最後まで読みました。(ちょっと疲れます)

自分で読むなら小学校初級となっています。
この本もしばらく書庫に眠っていたのですが、さきほどまた、本棚に出動させました。

我が子は早速「おぉ!?」っと、言って読んでいます。
きっとまた、新しい発見をしているところだと思います。

おわり


まったく関係ない話なのですが、昔から「消防士になりたい」と言っていた男の子がいました。成人式の頃も「消防士になりたいから勉強している」と言っていました。でも、いっこうに「消防士になった」という話は聞こえてきませんでした。
ところが、そんなことをみんな忘れたころ、そう、あれから20年近くたった今。
ある親子が近所のお祭りで撮った写真に、、、「消防士姿のあの子」が写りこんでいたのです。うん。ほんとうに、よく頑張った!おめでとう!

ほんとにおわり

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