- タイトル:はいくしょうてんがい
- ISBN:978-4-03-313690-5
- 作:苅田澄子
- 絵:たごもりのりこ
- 発行所:偕成社
※読書感想文につき、ネタバレご注意です。お知りになりたくないかたは読まないでください。
あと、本の最後にメッセージついていましたので以下引用です。
※この本には季語のない俳句も出てきますが、
俳句をはじめるときは約束ごとにこだわらず、
まんまる商店街のみんなのように、のびのびの
楽しく作ってほしいなと思っています(作者より)
「はいくしょうてんがい をよんで」
おじさんっぽいお話かなと思ったのですが、主人公の「ふうちゃん」がとってもかわいかったです。「ふうちゃん」は、にぎやかな商店街で毎日たのしくお買い物をしているんだなと思いました。それと、言葉が関西弁で、たのしくなりました。
このお話は「ふうちゃん」が夜、ひとりで商店街に行ったときに、商店街やスーパーの物たちと、俳句大会をするお話です。
うちの店が一番、こっちが一番とケンカが始まるのですが、俳句で勝負しましょう。と。
俳句の作り方から教えてもらって、みんなそれぞれ自分のお店自慢をします。
そこで「ふうちゃん」も俳句大会に参加します。みんなのいいところを良く知っているから、素敵な俳句をつくり、みんな仲直りです。
このそれぞれのお店が作る俳句に「いいなぁ」というものがありました。
商店街で買って、おうちに持って帰る姿が目に浮かぶような俳句です。というか、経験があるような俳句です。たしかに季語とかは無いかも知れないけど、いいな。と思いました。
ここの商店街には出てきませんでしたが、私の小さいころの思い出の「おつかい」は「お豆腐屋さん」です。お豆腐屋さんのラッパの音が聞こえたら、ボウルを持って走って追いかけるのです。そしてボウルに豆腐を入れてもらってお家に持って帰ります。
あの経験を子どもにさせたいと思っていたら、家の近くにお豆腐屋さんが来たので行って見ました。そうしたら、ちゃんとパックに入った豆腐でした。少し残念です。
この本を読んで、人の良いところを言うって素敵な事だと思いました。
いつも、そのように気を付けているつもりですが、時々「ほめ過ぎかな?」とか、「社交辞令っぽすぎかな?」とか、思います。
でも、良いんですよね。それでも。
いいところをお互いに教えあって、笑顔でバイバイできれば、気持ちがいいよね。
と、思いました。
おわり
こちらの絵本、思いのほか子どもが気に入ったようで何度も読んでいます。お話がどうも面白いみたいです。長さとストーリー性がちょうどよかったのかな。
そして、子どもが「お題」を見つけたら、二人で作って遊んでます。
なぞなぞ、しりとり、に飽きたら、、、
案外「俳句」もありですね。
ここのところ苅田澄子さんの本を読んでいます。面白いです。感想を→コチラに書いていますので、よろしければ。。。
ほんとにおわり
↑こちらは苅田澄子さんの「だいぶつさまのうんどうかい」(Amazon)↑