- タイトル:やこうれっしゃ
- ISBN:978-4-8340-0922-4
- さく:西村繁男
- 発行所:福音館書店
- 4才から大人まで
「やこうれっしゃ をよんで」
この絵本は「4才から大人まで」と、なっています。
文章がないのと、きちんと物語があるのと、それを気づかせてくれる絵、どの年代の方でも楽しめるものだと思いました。
これは、上野駅から金沢駅まで行く夜行列車の様子が絵本になっています。
私は乗った事がありませんが、なつかしいような気分とか、知ってる気分とか、冬の駅の空気感とか、音とか匂いとか、何となく「良くわかる」気分になります。
本当に「なつかしい」と思う大人の方いらっしゃるでしょう。
我が子が西村繁男さんの絵が好きだったので、4才の時に買いました。文章がないので絵を見ながら言葉でまとめていくのが、とても楽しかったようです。
(文章が無いといっても、我が子が見たい文字、例えば「上野」とか「改札」とか「バスのりば」とか、そういう事は書いてあります。臨場感、あります。子鉄ワクワクです。)
子鉄は、絵だけで何ら問題が無いのでしょう。なにしろ、目に映るリアルな日常生活の風景には、文章などは脇っちょに書いていませんから。
ママは、、、これにお話をつけたくなるのではないでしょうか。我が子が4才の時は「読んで」と言って持ってくるので、一応、お話を作りながら読みました。
それが割と、やってみると簡単です。なにしろ、物語が見えてくる絵だからです。でも「もう一回読んで」と、言われたら、同じお話はできないかも知れないですね。
もしかしたら、これの別冊で「例文集」とかあると助かるママ多いかもです。私そのうち書いてみようかな。まずは、場面の解説からでよいのではないでしょうか。
「世界の車窓から」みたいに語るとか、「ブラタモリ」のように語るとか、「プロフェッショナル」みたいに語るとか、まぁ、「古畑任三郎」のようでも良いでしょう。あなたならできます!
この物語の主人公は、ひとつの家族のようでもありますが(表紙にいるので)、それぞれのお客さんの物語もあります。
それが、簡単に分かるので、いく通りものお話が同じ場所にある事が感じられます。
いろいろな人が同じ場にいる。それが電車なり列車で見るものの中でも、興味深い物なのだなと思います。
久しぶりに今日、この本を我が子が読みたいというので探し出しました。小学校一年生になると、自分でお話を作って聞かせてくれますよ。
おわり
子鉄におすすめしたい本は、そのうち一記事にまとめたいのですが、、、まずはタグにまとめております。↓
電車好き、乗り物好き、子鉄におすすめしたい本。子鉄のママへ伝えたい事などの記事一覧
「がたんごとん」の後に、どっちの方向(本の方向性)に進むか、さんざん悩んで決めた本たちです。「子どもが電車好きだけど、自分はママ鉄でもない」という方に参考にしていただければと思います。
ほんとにおわり。