- タイトル:だいぶつさまのうんどうかい
- ISBN:978-4-7520-0803-3
- 作:苅田澄子
- 絵:中川学
- 発行所:アリス館
※あたらしめの絵本です。内容を知りたくないかたは読まないでください。
「だいぶつさまのうんどうかい をよんで」
図書館に行ったら、この本がありました。表紙がカラフルで大仏様や仏様たちがたくさん書いてありました。大仏様は大きくてかっこいいので、大好きです。このあいだのお休みの日も電車にのって見に行ってきました。
このお話は、仏様たちの運動会のお話です。くもにのって集まってきます。運動会の種目は、私たちの運動会と同じ種目が多いですが、大仏様は大きすぎて、うまくできません。
でも、最後にピラミッドを作るときには、土台の役目をはたしてくれます。このページでは、大仏様にみんなが乗りますが、とても「ご利益」がありそうなページで、絵本世界のパワースポットのようです。
運動会の会場が「古代印度の宇宙観」のようになっているし、出てくる仏様たちもイメージ通りのキャラクターで面白かったです。
大仏様はとても大きいけど、仁王様や狛犬や獅子も大きいので、「大きい仏」と書いて「大仏」だと気づいていなかったのですが、今、気づきました。
次の仏様の運動会では大仏様にもできそうな競技が増えていると良いですが、もしかしたら増えないかもしれません。
私の学校では、みんなそれぞれが活躍できるもので活躍しています。運動が得意な子は運動会で目立つ役目をもらえるし、堂々と発言できる子は授業参観で発表する役目をもらえるし、作文が得意な子は作文コンクールに出品してもらえます。なんでもきちんとやる子は集会の司会をやらせてもらえます。
大仏様は、やっぱりちょっと大きすぎるから、次もまた「土台」だけかもしれないです。でも、もっと違う時に活躍できると思います。
青空の下でも雨の日でも、ずっと座っている大仏様は、やっぱりかっこいいと思います。
おわり
おすすめというほどではありませんが、読み聞かせにちょうど良いと思います。運動会は子どもたちも経験している行事なので、細かいところに色々気づいて楽しめると思いました。
また、絵やデザインがオサレなので、大人が見ても楽しいと思います。たくさんの仏様が名前付きで書かれているので、「へーーーー」っと、なりました。
ほんとにおわり
ピンバック: 「ペンギンかぞくとおそろしい山」をよんで – ママノトショ
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