おしりたんてい むらさきふじんの あんごうじけん をよんで

  • タイトル:おしりたんてい むらさきふじんの あんごうじけん (おしりたんていファイル1)
  • ISBN:978-4-591-14618-7
  • 作者:トロル
  • 発行所:ポプラ社

※読書感想文につきネタバレふくみます。ご注意。

「おしりたんてい むらさきふじんの あんごうじけん をよんで」

図書館で3か月待ちました。「おしりたんていさん」の暮らす街や、好きなもの。「いつものようす」が描かれていて、すんなりと始まるところが、さすが一作目です。

ある日いつものように新聞を読んでいると、、、お客様がやってきます。そして、「おしりたんていさん」のお仕事が始まるのです。

物語の中にヒントがたくさんあって、最後に解決。です。金銀財宝だけが「お宝」ではないのです。良いお話でした。日本の昔話だと露骨に金銀財宝を「お宝」としているものが多いですが、最近は違うんですね。時代を感じます。

で、冒頭に出てくる新聞ですが、書き方が「新聞づくりの参考になるなぁ」と、思いました。もし、夏休みの宿題に「新聞づくり」が出たら、こういうのを真似て書いてみるところから始めると、楽しくできるだろうなと思いました。

いろんな型があるでしょうが、「ぼくはこの型で書く」。と、決めていればラクですよね。この「記事の書き方」は、シリーズの別の本でも出てきていました。

型、大事です。

そして、このシリーズは(全巻チェックしたわけではありませんが)、二本立てになっています。

今回、私が感動したのは二本目の、「おやつどろぼうは だれだ!?」の方です。話の内容としては、「おしりたんていさん」の事務所におやつどろぼうが入ったらしく、その犯人を見つけるお話です。

この中で、「おしりたんていさん」は助手のブラウンに「すいりのための 3かじょう」を教えます。

ぼえて

らべて

かいする

これも「おしり」ですね。徹底しています。

この「すいりのための 3かじょう」ですが、最後の「りかいする」という所が「おしりたんていさん」の紳士的で知的なスタイルがよく表れています。

ここで「すいり」って誰のためにするものなのか?と、私はあえて問いたいのです。私の答えは「相手のため」です。おぼえて、しらべて、りかいする姿勢は、対人関係に欠かせないステップだと思いますし、これは、「企画力」にも大いに生かせるものです。

これは、いま、子どもに身につけさせたい能力ナンバーワンとも言える「論理的思考能力」にも有効に働くものだと思います。

論理的思考能力について深く語れる立場ではありませんが、「実行する前に!仮説をたて検証する能力」だと、私は思っています。もちろん他の言い方はたくさんあるでしょう。

仮説をたてる場面では、推理する能力が必要になります。これは「プログラミング力」にも欠かせないと思います。

これ以上は、くどくなるのでやめておきますが。

わたし、今、こどもに、「プログラミング」の習い事って必要ないと思っています。いや、もう、パンフレットやチラシがね。「学校でもプログラミングの授業がはじまります!備えましょう!」みたいなのが、来るんですよ。

あー。もう、「この子はロボット動かすのが好きなんです!」って言う方は別ですよ。それはどうぞ伸ばしてあげてください。

ちょっと、それぞれどのあたりを目指されているのかは知りませんが、「プログラミング」っていろいろあるんですよ。限られた言語やアプリケーションやプラットフォームで学んだからってねぇ、それ、で、どうするの?なんです。

授業で始まったら、先生の指導のもと学べばいいんですよ。まずは、その素地となる物を多角的に見る習慣を、「おしりたんていさん」に教わるとよいと思いました。

うちではまず、「すいりの3かじょう」を意識して、何か研究をしてみようと思いました。

おわり

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