こんばんは。
児童手当をカットされ昨年だかの給付金も頂けず、このままだと高校無償化の対象にもならず、都知事の気分次第で4年後から子どもの医療費まで負担させられるかもしれない深い悲しみの中、筆をとっています。
現行の所得制限には明らかな瑕疵がある。
たった一割程度の家庭だから無視して進もうという事なのでしょうが(都内ではたった一割とは思えませんが。)、明らかに公平性を欠いておりまた、子どもの権利を無視したものだと思います。
大人には教育(養育)を与える義務があり、子どもは教育を受ける権利があります。世帯主の収入によって「受けられない教育(養育)」があってはならないのです。
理不尽と悲しみの回避
さてこの悲しみの中、私は独自に「エア児童手当」を始めました。
文字通り、月に一万円を児童手当でもらったという事にして預金する事を言っています。
自分で一万円を貯金できるならいいじゃない。と思う方もいらっしゃるでしょうが、そうでしょうか。
どうしても必要だった「一万円」がなくなってしまっただけに過ぎません。収入と支出からすると、ひとつも良くないのです。単純に一万円減るだけなのです。
みなさんは「児童手当」をどのように使っていますか?
我が家にとっての「児童手当」は、夫の干渉なく私の采配で子どもの為に使える予算でした。
幼稚園入園、小学校入学、小学校の教材費、習い事のイベント代、塾の教材代。そしてこれからは中学入学・高校受験・高校入学・大学受験と使わせてもらおうと思っていた「予算」です。
子どもが「普通に学ぶだけで毎月必ず引き落とされるお金」のほかに、「普通に学ぶだけで突発的に或いは定期的にかかるまとまったお金」があります。
お稽古事をしてもかかりますし、義務教育でもかかります。そういう時に使っていました。
なので、その一万円は「貯金といっても最低限の教育に絶対かかるお金」なのです。
単純に必要経費なのです。
つまり、私が今回始めた「エア児童手当」は貯金ではなく予備として分けておくだけに過ぎません。そしてその「エア児童手当」はどこから捻出するかといえば、我が家の場合は進学費用に他なりません。
この先、留学や大学進学などのスタートアップのために少しでもまとまった金額になるようにと考えていた一万円です。
たとえば、みなさんはどのような用途なのでしょうか。少し興味があります。
子どもの意思で学ぶ権利はないのでしょうか?
世帯主が昨年稼いだだけで、子どもが自らの意思で好きな事を学ぶ権利はないのでしょうか。と、思います。
世帯主が昨年少し人より稼いだくらいで、子どもの道は閉ざされて良いのでしょうか。と、思います。
現行の所得制限は世帯主の収入で判定されますが、我が家より世帯収入の高い共働き家庭には支給されます。あくまで私は「子どもは平等であるべき」と考えていますし、家族の誰がどのようにどのくらい稼いだとしても「子どもの教育費」とは無関係だと考えています。
ですから、子どもの養育や教育に必ずかかる「一万円」は、親の所得で制限されるような金額ではないと思うのです。
あなたならどうしますか?
この先かなりの人達が「もらえると思っていたお金」がもらえない経験をなさる事と思います。
その時、まかなうお金はどこから調達しますか?それとも諦めますか?
終
毎度の事ながら、終りの後です。
全ての子どもが夢や希望、そういうものがなくても自分のために生きられる世の中である事を願います。
ほんとに終。