「富士山にのぼる」を読んだ

投稿者: | 2021-01-20

タイトル: 富士山にのぼる
著者: 石川直樹
発行所: アリス館
ISBN: 978-4-7520-0933-7

後で続きを書きますが、この本は山や富士山の調べ学習に良いと思います。

富士山にのぼる を読んで

富士山は見えると嬉しい物の中で1番見えると嬉しい物かも知れません。
お正月に乗った電車の窓に突如として現れた富士山を見ると「今年は良い事がありそうだ。」なんて思ったりします。

この本は冬の富士山に登る時の話を中心にして、自然や文化についても写真を含めて紹介されています。

冷たくて澄んだ空気とか、ザクザクと進む自分の足音しか聞こえない静寂とか、自分のその足跡や呼吸も消してしまうような風の音、人間ひとりにはどうする事もできない自然の力が感じられます。

著者の石川直樹さんは「そこにのぼれば、かならず新しい世界にであうことができる」と言っています。私は「ここからも見えるんだー」と思いながら「みんなつながってるなー」という気持ちになるのが富士山です。

どちらも同じ富士山ですが、たくさんの準備をして厳しい自然の中を一歩一歩自分の力で進む、毎回違う経験や発見をする。そういうのにも憧れます。

おわり


さて以前、火山に関する調べ学習をした事があります。
児童向けの本で火山や富士山の事が一通りわかる本というのは意外にも少なく苦労しました。主に図鑑を使いましたが写真も説明も少なくほとんどの本に同じ事が書いてあります。

この本は、「富士登山」という目的があって、その体験やまつわる事が書かれています。溶岩や樹海や風穴やおまつりにも触れられていて写真がきれいです。図鑑のように切り取られた解説も必要ですが、こういう経験談も併せて読むとまとめ方が深まると思います。オススメです。

では、
「富士山や火山関係の本で何かないかなー。」という方に一冊ご紹介します。
↓調べ学習当時、我が子が気に入っていた本です。↓

では、
「行けば誰かが何とかしてくれる」という大人に育てたくないお母様方へ。
↓これの「植村直己」を最近読んだので。

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