落語絵本で気に入っているシリーズは、川端誠さんの落語絵本(クレヨンハウス)なのですが、一通り読み終えたので、、、、
ちょうど良い「らくごえほん」を探していたところ出合ったのがこちらの本です。
ちょうど夏。
図書館はすこーーーーし、コワイ本を前に置いているようです。
この絵本は川端先生の絵本と似たノリの「絵本」です。
児童向けの「落語」の本でこのような「絵本」は少ないように感じるので、この本に出合えて良かったです。
落語の「しにがみさん」を、きちんと聞いたことはなかったのですが、ごくごく普通に落語らしいと思いました。
前書き(?)には、柳谷小三治先生の解説が載っているのですが、そちらに、
落語「死神」は、明治中期に三遊亭圓朝がイタリアの歌劇「靴直しのクリスピノ」から翻案したとされています。「グリム童話集」の「 死神の名付け親」も同様の話で、死をあつかいながら、、、
「しにがさみん」によせて柳谷小三治より一部抜粋
とあるので、国境や時代を超えた「人間の生き方」が書かれているのだろうと感じました。
さてこのお話は、貧しく若い父親がお金の為に自分の命を削る行いをしてしまうお話です。
その命の消える瞬間は、我が子にとっては、あっけなく。。驚いたようです。
「あ!消えちゃった。。。。」
という我が子の声が、私の心に残っています。
これは落語だから「オチ」るわけで、我が子はソレを待っていたのでしょうが、作家が違えばやはり「オチ」のタイミングは変わってくるのかも知れませんね。
「たぶん死なない。」
と、予想してたのでしょうか。
いえ「死ぬ」と予想していたとして、「ココで?」と思ったのかな。
こういう「驚き」は、読書の醍醐味でなので、
いろいろな作家さんの「らくごえほん」を読んでいきたいです。
おわり
↓こわいかんじの絵本をもう一つご紹介します。
余談ですが。
パソコンの調子が悪くて、使えないキーが多発しております。
スクリーンキーボードを使わないと入力できないほどで、すごく不便です。
買替時でしょうが、この状態を使うのも割と好きなので、さらにしばらくこのまま頑張ります。
余談おわり
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