幼稚園の頃、我が子の周りにはいつも女子がいました。
幼稚園児の男の子といえば、やっぱり「戦いごっこ」や「追いかけっこ」と、とにかく動き回る子がほとんどでした。
そんな中、我が子は、ほぼどこかで座っていました。
乗り換え駅について考えたり、アナウンスを唱えたりしていたのでしょう。
きっと他の子と比較すると「静物」に近かったのだと思います。つまりどんな女の子からも「捕まえやすい」わけです。
先生にお話を聞いてもらいたくても先客がいる。
お友達と遊びたくても「だーめーよ」と言われてしまった。
そんな時に「いつも捕まえられる」のが我が子です。
ちょっと意地悪な事を言うだけだったり、くすぐってみたり、微笑みあうだけだったり、お手紙を置いて行ったり。。。
地蔵かなんかと勘違いしてないかい?
と、思いました。
実際は我が子も動いているし、会話もしているのですが、何か言っても、何かしても、「意外な反応」をしない我が子は、「女の子」にとってちょうど良かったのだと思います。
あの頃は「このまま女子と”あやとり”をして過ごす”のび太”になるのかな」と、心配していました。(のび太でも十分かわいいですが)
でも、これからは少し変わってきそうです。
我が子も小学生になり、「自分は男」である。と主張し始めました。
今までは「スピードが速くてついていけなかった男の子」の中で頑張りはじめました。
おわり