- タイトル:はーい!タクシー
- ISBN:978-7520-0759-3
- 作:さくらせかい
- 発行所:アリス館
「はーい!タクシー をよんで」
ビックリするほど、無害だと思いました。。。
最近は、小さい子向けであっても、変に教訓めいていたり、ヒステリックな展開になったりするのですが、この絵本はシンプルに良い絵本だと思います。
表紙から、その安心感のようなものを感じていたのですが、期待を裏切ることがありませんでした。
シャクトリムシのタクシーが、いろいろなお客さんをのせるのですが、毎回同じような仕事ぶりを繰り返すので、
小さい子は次の展開を読んで、「きっとこうなる。」「やっぱりこうなった!」と、引き込まれるのではないでしょうか?
でも最後は、、、
ある意味、予想通りの展開になります。
これも、予想していない子は素直に喜ぶと思うし、予想していた子は「やっぱり!」と喜ぶでしょう。
子どもって、自分の考えが肯定されるような経験をたくさん積むことで、自信をもって社会に出られるのだと思います。
「思った通り!」の部分で十分に自信がついたところで、「そうなるんだ!」という驚きに出合う。
そうやって「驚き」に出合う楽しみが身についていくのかなと、思いました。
読書は手軽に色々な経験が得られるものだと思いました。
これは、ちょっと小さい子向けだとは思いますが、小学生の我が子も面白いと言っていました。寝る前にササっと読みたいときにはちょうど良いと思います。
おわり