- タイトル:みんなのためのルールブック-あたりまえだけど、とても大切なこと
- ISBN:978-4794213525
- 著者:ロン・クラーク
- 訳:亀井よしこ
- 発行所:草思社
今回は、この本の思い出話から、つらつらと書いていきますが、まずは、この本の紹介をします。
『あたりまえだけど、とても大切なこと』の50のルールをシンプルにした子ども版。礼儀や社会のルールを守ることの大切さを親子で考えるのに最適。オールカラー。
(↑引用元_みんなのためのルールブック | 書籍案内 | 草思社)
この本は、幼稚園の先生から教えてもらいました。
どうして教えてもらえたかと言うと、「聞いたから」です。
時々ですが、先生は「おすすめの本」をママ達から見える場所で紹介していました。どれだけのママがそれを読んでいたかは知りませんが、「読んで欲しい人は読んでいなかった」と思います。
私はそのころ、第一子と言う事もあり、担任に興味がありました。
「この先生は何をどういう風に考えているんだろう。どういう風に見ているんだろう。理想はあるのかな。どうしてココの”先生”を選んだんだろう。」
先生が紹介している本は、ほとんど図書館で借りて読んでいました。
その中で紹介されていた本について担任と話をしたときに、教えて頂いたのが「この本」です。
個人的に教えてもらったので、「我が家に読んでほしかった」のでしょう。
この本は「あたりまえだけど、とても大切なこと」が書かれています。
我が家では、あまり教えていなかった事です。あまり、教えられるシーンが無かったのと、単に甘やかしもあったでしょう。
どう言ったら良いか悩みますが、「自分が主人公ではない」と、教えてくれるものなのかなと、思います。
私は”あたりまえ”の事を”あたりまえ”として我が子に教えてきました。
ですが、”あたりまえ”ってなんでしょう?
この本では”社会の中で自分を大切にするための方法として、”あたりまえ”が存在している”事が書かれています。
”あたりまえ”は”それぞれを尊重するため”に昔からあるものなのです。それが、とても簡単に書かれています。
我が子は一人っ子で、物静かで、思慮深い子です。
家族といるときには、大した問題は起きません。
我儘を許しているつもりはありませんが、我儘だと思います。
泣いたりわめいたり、叩いたり、無視したり、自分の正当性を主張したり、相手を貶めたり。
そういうことは一切しない、というか、そういうシーンが無いのです。その代わり、外に出た反動で、家でパニックを起こす事がありました。
もちろん察して、根本的に、社会経験を積ませてあげられていない事が、担任の先生にとっては「不安」だったのでしょう。できる事はしてあげたいという思いから教えて頂いたのだと思います。
書いてある事は、とてもあたりまえで簡単な事です。ですが、とても大切な事です。
この本は、教えて頂いたときに買って、本棚に置いていました。もう一年以上おいてありました。実は、パパにも読んでもらいたかったのです。
今日、私が買い物から戻ると、父子でこの本を読んでいました。
そして、私に聞くのです。「この本、どうしたの?」と。
「幼稚園の先生に薦められたから買ったの。なんで?」と、ききました。
すると、「何かな。と、思って読んでみたら、良い事ばっかり書いてある」と。
そして、息子に読ませていたみたいです。
息子も、読み切ったようです。
小学生になると、社会経験や教育手法によって、子ども同士の「あたりまえ」の違いが大きくなってきています。
ですが、この本は、「あたりまえだよね」と、誰もが言えるほど、あたりまえの事が書かれています。
とげとげした気持ちになる事もあるでしょう。
でも、これは「あたりまえ」として共有しておきたい、「あたりまえ」の事がかかれているので、自制する根拠になるのかなと思います。
自分が感じている事は”あたりまえ”。
だけど、自制することや気配りすることも”あたりまえ”
“あたりまえ”の事は、あたりまえ。
それを、活字ならば、我が子も(パパも)ストンと、受け入れる事ができるのかなと思います。
ママに言われるよりも、”自分が手に入れた経験”になるのが”読書”なんでしょうね。
おわり
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