小学校入学と引っ越し【体験談】

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コラム

「子どもが小学生になったら、ランドセル、机、教科書、鍵盤ハーモニカと「物」は増えるし、今の家は手狭だよなぁ。更に大きくなったら部活の道具もあれば、一人になれるスペースもお互いに必要だよね。そうよ。大きくなったら【大人3人分の個室】が必要だよね。」

我が子が生まれたときから幼稚園卒園まで、都心部に住んでおりました。
もし、近所に一度転居したところで、10歳になる時には【大人3人分の個室】が欲しくなるだろう。その時、この地に居られるだろうか。とんでもない家賃です。

10歳、4年生での転校。
それは、私自身が経験した嫌な体験でした。
あんな思いを我が子にさせたくない。
だけど、今都心から抜け出さない事には、確実にそうなる。

なので、小学校入学にあわせて「都心から下町へ」引っ越しをしました。

「お友達と離れるのがさみしいんじゃない?」
「こんなに親しい友達に、また出会えるかな?」
と、ママ友から何度となく揺さぶりをかけられました。
そのたびに、息子に申し訳ないという気持ちも湧き上がりましたが、どのみち都心に永住できるほどのリソースは無いのです。
いずれ引っ越すなら早いうちに。と、何度も自分に再確認しながらの脱出でした。

幼稚園の年長さんともなれば、お友達と「どこの小学校にいくの?」という会話をしてきます。「お友達と同じ小学校にいく」という嘘はつけないので、「あなたは違う小学校にいく」と、伝えていました。

おそらくとても不安で悲しかったでしょう。
でも、新居を見て「新しい家」も楽しみにしていました。
さらに「みんな仲良し」でしたが「離れがたい特定のお友達」も実際は居ませんでした。

そして小学校入学の時、とても緊張していた息子でしたが、「ひとりぼっち」にはなりませんでした。
同じタイミングで引っ越してきた子、引っ越してないけど知っている子が居ない子、
それに同じ幼稚園・保育園から来たからって、とりたてて密着しているわけでもないのです。みんな一緒のスタートでした。

小学校一年生。担任の先生にとっては「クラスづくり」から始まります。一学期の間に十分時間をかけて、クラスを作って下さいました。

息子は一学期の間は、帰宅すると不安定になる時がありました。やはり、前の友達に会いたかったようです。
そういう時には「手紙」を送りあったりしました。
いつでも、だれにでも送っていいよ。会いたくなったら連れて行くよ。そういう風にも声をかけていました。

私自身が、2回ほど「転校生」をやりましたので、その気持ちは分かるつもりです。「引っ越した傷」は癒えません。

現実を受け入れるしかなく、新しい友達の事も好きになっていくのです。
なのに、「昔の友達が奪われた気持ち」だけは、変わらずに残るのです。

それでも「みんなと同時にスタート」できた事は、「今のお友達関係」には良かったと思います。新一年生になるタイミングでの引っ越しは、最善の選択だったと言い切れます。

色々な都合でお子さんを「転校」させる事になる方は、たくさんいらっしゃるでしょう。とても中途半端なタイミングで親友との仲を引き裂く事になってしまう事もあるでしょう。

子どもは「でも、仕方がない事なんだ」と、分かってくれると思います。
どんなに反発しても「仕方のなさ」は分かっているはずです。

大きな問題は「引っ越す事」「転校する事」じゃないのです。

親が「しょうがないじゃない」と思う事が、許せない。辛いのです。
親は「ごめんね。」という言葉だけを、伝えてあげて欲しいと思います。

私は、今でも、親からのその一言を待っています。

おわり

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