- タイトル:名作よんでよんでわらいばなし 20話
- ISBN:978-4-05-204591-2
- 発行所:学研プラス
今回は、昔話や落語などが20話+詩2話が収録された「よんでよんで わらいばなし20話」から、「詩」の「もしも、雨のかわりに」の感想を書いてみようと思います。
※雨のかわりにふってくるもの、書きますので、知りたくないかたは読まないでください。
「もしも、雨のかわりに」作:村上籌子 絵:豊福まきこ
「もしも、雨のかわりに をよんで」
空から何かが降ってくるって、想像すると大体は上から何かが落ちてくる。空から降ってくる物といえば、やっぱり雨、雪、ひょう、あられ、他にもあったかな。
他にあるものといえば「鳥の糞」とか。でも、これは「落ちてくる」。
その他であるものは「靴」とか。これは、誰かが「落とした」。
物であるなら「飛行機やヘリコプター」も時々は「落ちる」。
その他でビックリするのは「虫」くらい。これは、降ってくるのでも落ちてくるのでもなく、「飛んでくる」。
あとは「落ち葉」のような物なら、落ちてくるけど「降ってくる」ように感じるかもしれない。もしかしたら「爆弾」とかも「降っている」ような絵を見たような気もする。でも、あれは「投げ落としている」。
もしも、ねこだの、いぬだの、ねずみだのがふってきたら、、、と、想像して、「どんなにおかしいでしょうね」と、思うだろうか。
やっぱり、落ちてくる事を想像するから、「おかしい」なんて楽しめないです。
動物を降らせたのは、、、カエルを降らせた人いましたね。ハリウッド映画で。
もし、それならば、人間が降ってきたら?降らせた人いましたね。ジブリのアニメーション映画で。
「降ってくる」
って、どういう事なんでしょう。おもしろい事なんでしょうか。
落ちてくるのと降ってくるのと、違うな。と、思いました。
一回目に読んで、ポカーンときました。
二回目は、ジワジワわらえました。
三回目は、ちょっとゾッとしました。
「いっしょに読もう楽しい詩」と書かれているけど、「楽しい」のだろうか。
四回目は子どもと読んで、私の「恐怖の世界と化した」この詩への思い込みを和らげたいと思います。
おわり
ちょっと、思い出話をします。
我が子がまだ3歳だったころ、デパートの屋上のゲームコーナーで「ワニワニパニック」をやらせてみました。
ワニがピョコピョコ出てきて、ハンマーで叩くゲームです。
ところが我が子は、泣きながら「できない!ワニがかわいそう!できない!」と、メソメソ泣くのです。
もともと、毎日毎日一人で子どもの相手をしていた私はイライラしていましたので、「そんな我が子」に更に苛立ち、ハンマーを奪い、ワニをバシバシやった事があります。
我が子には、あの「ワニワニパニック」はどのように見えていたのだろうか。。。
見え方や感じ方について、時々、反省します。
ほんとにおわり。