- タイトル:名作よんでよんでわらいばなし 20話
- ISBN:978-4-05-204591-2
- 発行所:学研プラス
今回は、昔話や落語などが20話+詩2話が収録された「よんでよんで わらいばなし20話」から、「どっこいしょだんご」の感想を書いてみようと思います。
たくさんお話が載っていますが、このお話は初めて知ったから最初に選びました。ご存じない方、※ネタバレ注意です。
「どっこいしょだんご」文:武井高河 絵:いわしろいずみ
「どっこいしょだんごを よんで」
とても信じられないお話です。
「しごともせずぼんやりしている人に嫁が来る」ことが!そして、この嫁のいわゆる「あげまん」っぷりにも、あごが外れます。。
こうやって、どんな状況でも良い方向に変えていけるのは、昔ながらの日本女性の特技なのかと疑うほどです。
まさか、そんなはずはありません。「苦境におかれても、逆境であっても、必ず報われる」と思わせないと、いや、親としても思わないと、「嫁」に出せない時代だったから、だから、日本の昔話や民話には、このようなお話が多いのではないかと思ってしまいます。
このお話は、「仕事もせずに、ぼんやりしていることが多い男」が、「お嫁さんが作っただんご」が食べたいから、「米作りに精を出す」お話です。と、私は読みました。
これは典型的な「男の胃袋をつかむ」ってやつです。「古典ananかよ!」と突っ込みたくなります。
主人公は「男」の「つる平」さんで、「つる平」さんの「のんきもの」ならではの展開と明るさ、つつましくも幸せな家族のお話のように思います。
ですが、、、うーーーーーーん。「つる平さん的な確変が起こるのは」。。
旦那さんが、突如YouTuberとしてブレイクしてしまうくらい、無い話なのではないでしょうか。と、どうしても「嫁」である私は思ってしまいます。
「どうしてその人と結婚したのだろう」と言う人は、まわりにも何人もいます。みんなその状況からとくべつ悪くなることは無いですが、劇的に良くなることも無いです。
そういう物だと、思っているので、このお話は、完全なメルヘンだといいたくなります。もちろん「メルヘン」で良いんですけどね。
すみません。どういうわけか、調子がくるいました。明日以降また頑張ります。
終わり